わずか14歳にして鬼殺隊に入り、刀を持ち2ヶ月で柱に上り詰めた天才剣士。
霞柱・時透無一郎。その幼い命は、最強の敵・上弦の壱(黒死牟)との激戦の末、体を真っ二つにされた衝撃的な最後となりました。
この記事では、多くのファンに衝撃と涙を与えた時透無一郎の戦いを振り返ります。
- 時透無一郎が体が真っ二つにされ死亡するまでの経緯
- 14歳で柱になった天才剣士の過去と炭治郎との出会いによる心の変化
- 死亡シーンは漫画で何巻・何話について
- 時透無一郎の死亡がSNSで話題になったことについて
- 無一郎と黒死牟の関係性
※この記事はネタバレを含みます。
時透無一郎、最後は黒死牟に真っ二つにされ死亡
霞柱・時透無一郎は上弦の壱・黒死牟に勝利したものの、壮絶な戦いの末あえなく命を落とします。
上弦の壱・黒死牟が全身から放った無数の刀により、胴体を真っ二つにされるという最後になりました。
鬼殺隊の中で最年少で柱となった天才剣士の攻撃も、簡単に避けられ殺されてしまいます。黒死牟の圧倒的強さがよく分かります。
普段は物静かで感情表現の乏しい無一郎ですが、死ぬと分かっていても諦めない姿と、仲間想いなところがよく分かるシーンとなりました。
真っ二つにされた無一郎の死は無駄ではありません。黒死牟を倒すための決定打になったことは間違いありません。
時透無一郎の死亡シーンは何巻・何話?
時透無一郎の死は21巻第179話です。
引用元:ebookjapan
時透無一郎の死亡シーンを振り返る
鬼滅の刃ファンの心に刻まれた、時透無一郎の悲しい最後でした。
黒死牟との激戦から鬼殺隊の絆、そして感動的な兄との再会まで、無一郎の命が尽きるまでを振り返ります。
上弦の壱・黒死牟に遭遇
上弦の肆(し)鳴女(なきめ)の能力により、仲間たちと分断されてしまいます。
そこで無一郎は鬼の中でも、最強の存在である上弦の壱(いち)・黒死牟(こくしぼう)と1対1で遭遇します。
遭遇した瞬間は冷静な無一郎が、生まれて初めて恐怖を感じていました。
しかし、無一郎はその恐怖と動揺を瞬時に克服し、冷静さを取り戻します。
14歳とは思えない精神力だったわ。
ここで初めて、無一郎くんが始まりの呼吸の子孫だということを知るんだ。
霞の呼吸も通じない!黒死牟の月の呼吸により左腕を切断!
無一郎は痣(あざ)を発現させて、黒死牟に挑みます。
霞の呼吸 漆ノ型 朧(しちのかた おぼろ)で斬りかかりますすが、黒死牟はそんな無一郎の攻撃をいとも簡単によけ、圧倒的な実力の差を見せつけます。
霞の中からの攻撃も、黒死牟の前にはまるで意味をなさないかのようでした。
無一郎が攻撃をした直後に、月の呼吸で無一郎の左腕を切断したのです。
左腕を切断されたのにも関わらず、すぐさま止血を行い諦めることなく、戦い続けたのです。
不死川玄弥・風柱実弥/悲鳴嶼が参戦
- 不死川玄弥(しなずがわげんや)
- 不死川実弥(しなずがわさねみ)/風柱
- 悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)/岩柱
左腕を失い刀を胸に刺され、このまま負けてしまうのかと思われたそのとき….
隠れていた不死川玄弥が銃で攻撃しピンチを救います。しかし玄弥も直ぐにやられてしまいます。
そこに風柱・不死川実弥も直ぐに駆けつけ、さらに岩柱・悲鳴嶼行冥も加わり形勢は逆転したように思われましたが….
黒死牟は少しずつ本気を出し始め、風柱・不死川実弥、岩柱・悲鳴嶼行冥で最強コンビで戦っても倒すことはできませんでした。
死ぬことを感じていた無一郎は、捨て身の攻撃で黒死牟の腹に刺すことに成功します。
致命傷となった攻撃は「体を真っ二つ」
4人の同時攻撃で黒死牟を追い詰めたと思われたが….
黒死牟は全身から、刀を出し3人を吹き飛ばしました。
そこで、吹き飛ばされなかったのは時透無一郎だけでした。
しかし吹き飛ばされなかった時透無一郎の体は真っ二つに…
あまりの突然の出来事に、言葉を失い、ただただページをめくることしかできなかった…
無一郎は胴体を真っ二つにされても、刀を離さず黒死牟に刀を刺し続けたのです。
無一郎の年齢はまだ14歳なのよ。
黒死牟の最後
時透無一郎は体を真っ二つにされても刀を離さず、日輪刀を赤く赫刀化させ、黒死牟の動きを鈍らせました。
続いて玄弥の血気術でさらに、黒死牟を怯ませます。
そこに、風柱・実弥と岩柱・悲鳴嶼行冥が黒死牟に最後の一撃を決めました。
しかし死ぬことはなく、頸を斬られても死なない化け物になってしまったのです。
黒死牟は
化け物になった醜い自分を見つめ、無一郎に刺された場所から体が崩壊していったのです….
無一郎の執念が、ついに最強の鬼・黒死牟を倒してたのでした。
時透無一郎、最後は悲鳴嶼行冥の前で…
黒死牟との戦いに勝ち、無一郎の命は尽きようとしていました。
その最後の瞬間に居合わせたのは、悲鳴嶼行冥です。
無一郎に感謝と鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を倒すと誓いを言葉にし、無一郎の命は終わりを告げました。
鬼殺隊の絆の強さを感じた瞬間だったわ。
今までに多くの仲間を失い、深い悲しみを知る悲鳴嶼行冥だからこそ、無一郎の死は耐え難いものであったに違いありません。
「死後」兄:有一郎と再会する
命が尽きた無一郎の前にいたのは、幼い頃に亡くなった双子の有一郎の姿でした。
イチョウの葉が舞う中で、有一郎に冷たく「無駄死にだ」「逃げればよかったじゃないか」と言われてしまいます。
しかし、無一郎は「辛いことや苦しいことがあったけど、幸せだった」と涙しながら兄に訴えていました。。
感動的なこの再会シーンは涙でいっぱいになったよ
自分の人生に後悔していない無一郎の姿と、死んでほしくなかったと思う兄の姿は多くの読者が涙したことでしょう。
こうして時透兄弟は涙を流しながら、お互いを強く抱きしめるのでした。
時透無一郎、死亡に対するSNSの声
時透無一郎の死はあまりにも悲しすぎる最後でした。
手に汗握っていた読者も、ページをめくった瞬間、息を呑んだことでしょう。
漫画を読んだファンの間でも「辛い」「悲しい」「かわいそう」と様々な声が寄せられました。
無一郎の姿に心を動かされた人がたくさんいるだね
時透無一郎 死亡で辛い・かわいそう
- 無一郎の死は、辛すぎる…
- かわいそうで仕方ない
- 辛いエピソードで情緒がやられた
- 涙が止まらない、なんで….
といったコメントが数多く見られました。
その一方で、無一郎の最後は「かっこよかった」「感動した」という声も多くありました。
幼い頃に家族を失い、記憶まで無くした無一郎。
過酷な運命を背負いながらも、懸命に生きた彼の最後はかっこよかった。
時透無一郎の人物像!年齢は?黒死牟との関係は?
引用:鬼滅の刃公式サイト
階級 | 柱(霞柱) |
誕生日 | 8月8日 |
年齢 | 14歳 |
身長 | 160cm |
出身地 | 景信山(かげのぶやま)東京都八王子市と神奈川県相模原市の境目 |
趣味 | 折り紙・紙飛行機 |
好きなもの | ふろふき大根 |
時透無一郎は、鬼殺隊の中で最年少の柱なのです。
年齢はわずか14歳で、刀を持ち2ヶ月で柱となった天才剣士。
また霞の呼吸は全部で、稑(ろく)の型まででした。
無一郎は自ら、霞の呼吸 漆ノ型 朧(しちのかた おぼろ)を編み出しました。
元々、無一郎は木こりの家庭に生まれて、刀とは無縁の生活だったんだ。
鬼殺隊への入隊は、無一郎の人生を大きく変えるターニングポイントとなりました。持ち前の才能を開花させ、驚異的なスピードで柱へと上り詰めていく過程に迫ります。
過酷な生い立ち….家族を失い、記憶を失った過去
無一郎は10歳の時に事故や病気で父母を亡くしています。
残った家族は双子の兄・有一郎だけになり、2人で生活することになります。
優しい性格の無一郎に対して、有一郎はきつい性格をしており、2人は喧嘩の日々で会話も減っていきました。
無一郎は普段から兄に罵倒されていたわ。
でも、無一郎に死んで欲しくないとの想いからだったんだけどね。
そんな夏のある日、寝ているところを鬼が襲撃してきたのです。
唯一の家族、有一郎が鬼に殺されてしまいます。
無一郎は怒りで夜が明けるまで、斧や薪(まき)で戦い続けました。
体はもう、極限まで消耗していて、兄のいるところまで行くのが限界で瀕死状態です。
この出来事で、記憶喪失になったんだ。
記憶喪失は過去の辛い記憶から自信を守るための、彼なりの精一杯の防衛手段だったのかも知れませんね。
鬼殺隊への入隊、そして柱へ….隠された才能と努力
有一郎は亡くなってしまい、ウジが湧いていました。
また意識を失っている無一郎の傷口にもウジが湧き初めているところを産屋敷あまねが救い出しました。
その後鬼殺隊に入隊し、わずか2ヶ月で柱となりました。
彼の才能は周囲を驚かさせますが、その裏には血の滲むような努力がありました。
己の限界を越えようと、日々精進を重ねる無一郎。
天才でありながら、人一倍努力を惜しまない無一郎の姿は、周囲の者たちも心を打ちました。
炭治郎との出会い….変化していく無一郎の心の内
当初、感情を失っていた無一郎は他人に興味がなく、言葉がきついという一面がありました。
記憶がない時の無一郎は、兄に似ている気がするとも言っていたわ。
兄に似ていたのは、頭の片隅で有一郎のことを覚えていたからなんだ
竈門炭治郎と出会ったことで、それまで閉ざされていた心が少しずつ開かれていきます。
無一郎の父親と炭治郎が似た考えを持っていることに、気づいたとき無一郎の中で何か大きく動き始めました。
年相応の少年のような表情になっていったんだ。
冷たかった彼が少しずつ感情を表に出し、記憶が少しずつ戻り、本来の自分を取り戻していく姿に多くの読者に感動を与えたことでしょう。
黒死牟と時透無一郎との関係性
時透無一郎は黒死牟・継国巌勝(つぎくに みちかつ)と遠い血縁関係にあり、子孫です。
また黒死牟には双子の兄・継国縁壱(つぎくに よりいち)がいました。
縁壱は全集中の呼吸を生み出した剣士だったのです。
また日の呼吸の使い手でもあります。日の呼吸は「始まりの呼吸」とも呼ばれます。
無一郎の先祖は縁壱と黒死牟だったのです。
他の鬼殺隊にはそのような先祖の話しはなかったので、無一郎が特別な存在であったことがわかりますね。
無一郎が天才だったのは、縁壱と血が繋がっていたからなんだね。
時透無一郎の声優は河西健吾さん
アニメ「鬼滅の刃」で時透無一郎を演じているのは、実力派声優として知られている河西健吾さんです。
無一郎と蜜璃ちゃんに挟まれて。#鬼滅祭 pic.twitter.com/rOsAbhxpQ2
— 河西健吾 (@Kengokawanishi) April 16, 2022
名前 | 河西健吾(かわにし けんご) |
生年月日 | 1985年2月18日 |
出身地 | 大阪府 |
2006年に声優デビューを果たし、機動戦士ガンダムや東京リベンジャーズなど数多くの人気アニメに出演しています。
時透無一郎役では、感情を失っていた初期の冷たい雰囲気から、炭治郎と出会いを経て、少しずつ感情を取り戻していくシーンを繊細な声の演技で表現しています。
SNSでも「河西さんの演技に泣いた」という声が多くあがりました。
河西健吾さんは、感情の起伏の少ない無一郎役は「難しかった」とコメントしています。